悩み

終末は良い環境のなかで迎えさせたいと考えている。緩和ケア病棟にはどのくらい入院していられるのだろうか。終末の半年くらい前から入院できるか。



助言


【緩和ケア病棟の利用申し込み】


体やこころのつらさをやわらげることを目指して行われる総合的なケアのことを緩和ケアと言います。緩和ケア病棟は、このような緩和ケアを専門的に行う病棟のことです。

緩和ケア病棟の利用を希望されているようですが、担当医との相談はもうお済みでしょうか。もしまだ担当医と相談していないのであれば、まずは外来等の機会を使って、話をしてみましょう。担当医は、体や病気の状況を総合的に考え、緩和ケア病棟の利用が現時点で適切かどうか助言してくれるでしょう。
また、緩和ケア病棟の利用を申し込む際には、一般的には、紹介状(診療情報提供書)や検査データが必要になります。いずれにしても、担当医と相談しておくことが大切になります。

緩和ケア病棟の利用の申し込みは、その病院の外来を受診して医師等と相談する、という形をとるのが一般的です。
外来受診の手続きやどのような書類を準備する必要があるかは、病院によって異なる場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。利用を考えている病院に連絡し、「緩和ケア病棟の相談窓口につないでください」とお願いすれば、適切な窓口につないでもらえると思います。

どのような患者さんに緩和ケア病棟に入院していただくか、という方針は、病院によっても違いがあるようです。
お悩みに書かれているような余命の見通しだけではなく、体やこころがどれだけつらいか、自宅や一般病棟での療養継続がいかに困難か、ということを重視する病院が増えているようです。
また、いったん緩和ケア病棟に入院した後も、体調が落ち着いた患者さんには、自宅での療養が勧められることがあります。

一方では、緩和ケアは、在宅ケア(外来通院、訪問診療など)や一般病棟などでも受けられるようになっています。担当医と相談する時には、緩和ケア病棟だけでなく、自宅や一般病棟なども含めて、どのような形で緩和ケアを受けるのが患者さんにとって一番よいか、ということを話しあってみるとよいでしょう。


 
参考になるホームページ
(1)日本ホスピス緩和ケア協会
https://www.hpcj.org/index.html
サイドメニューに、『ホスピス緩和ケアをご利用の方に向けた情報』があり、『ホスピス緩和ケアQ&A』(ホスピス緩和ケアに関することをQ&Aで情報提供しています)、『ホスピスってなあに?』(冊子PDF版)などホスピス緩和ケアに関する情報や、ホスピス緩和ケアの解説やホスピス緩和ケアを受けられる医療機関一覧(ホスピス緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅ホスピス緩和ケア)の情報があります。
(2)国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先・病院を探す
https://hospdb.ganjoho.jp/
https://ganjoho.jp/public/index.html
がん情報サービスの[相談先・病院を探す]では、全国のがん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、希少がん情報公開専門病院等の一覧が掲載されていて、さまざまな条件で検索できます。
(3)緩和ケア.net
https://www.kanwacare.net/
緩和ケアに関する総論的な情報、痛みや痛み以外の症状、緩和ケアの医療費に関する情報、こころの変化やつらさへの対処法などの情報が掲載されています。

 
Copyright © 2007-2026 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.