悩み

深刻な状況にある患者仲間に接する時、相手の心情がわからないことで悩むことがある。



助言


【豊かなこころ】


この方は、豊かなこころをお持ちだと思います。分かったつもりにならず、相手のこころに近づこうとされているからこそのお悩みだと思います。
同じ体験をしたからこそ、わかり合えることがあります。一方で、同じ体験をしていなくても、他人の状況や心情を取り入れて、考えることができる力を持っているのが人間でしょう。
こころは揺れ動いたり、変化したりするもので、自分自身でもはっきりととらえることが難しい場合があります。そういうとき、“よく聴いてくれる”、“自分のこころを表現してよい”、“こころを感じとってくれようとしている”、そして“感じたことを伝えてくれる”相手と会話をすることで、こころの重荷を少し軽くできます。お相手は、あなたの素直で豊かなこころで受け止めてもらったことに感謝していると思います。


 
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