悩み

実家の母に手伝いに来てもらっていたが、夫と母がうまくいかず、自分の体より2人の関係修復に悩んだ。



助言


【思いを伝えあう場を作りましょう】


あなたは、お母様にとっても、ご主人にとっても、大切で、かけがえのない存在です。
けれども、人間関係は複雑で微妙なものです。何か一つのことがきっかけになったというよりも、いくつかの理由があり、やりとりのなかで、お母様とご主人の間の溝が深くなっていったのかもしれません。その中で、状況から想像する限りですが、一つの理由としては、あなたを大切にしたい、という思いの部分で、気持ちのすれ違いがあったのかもしれません。
お悩みからの推測でしかありませんが、お母様としては、大切な娘をきちんと守り、支えていく、という役目を果たすことをご主人に期待していて、自分の手助けが必要になるような状況そのものが不満なのかもしれません。ご主人からしてみると、ご主人なりの方法であなたを支えていたのに、お母様が手伝いに来てくださったことで、自分自身の役割を取られてしまったように感じているのかもしれません。
あなたにとっては、お母様とご主人の関係がよくなって、二人がそれぞれの方法で支えてくれるようになれば、一番うれしいのではないでしょうか。その状態に少しでも近づいていくためには、お母様、ご主人、あなたの間で、きちんと思いを伝えあうことができる話しあいの場を作っていくことが大切だと思います。


 

【第三者の手助けを求めることも大切】


ただ、お母様とご主人の間の溝が深くなっているのであれば、いきなりあなたと3人で建設的な話しあいをしましょう、と言っても、すぐに実現することは難しいかもしれません。そうかといって、お母様とご主人のそれぞれの意見や立場をあなたが聞き取って、そのつど調整役を果たさなければならない、ということになれば、相当の時間とエネルギーが必要になります。それでは、せっかくお母様が手伝いに来てくださっているのに、結果的に不本意な状況になってしまうことになります。
話しあいを円滑に進めるための方法の一つは、第三者の力を借りることだと思います。お母様からもご主人からも同じくらいの距離関係にあって、公平な立場で話を聞くことができる人が身近にいるのであれば、その人に協力してもらえないか、相談してみましょう。自分の考えにきちんと耳を傾けてくれる第三者が話しあいの場にいるとわかれば、お母様やご主人も気持ちを率直に出しやすくなるのではないかと思います。また、中立の立場の人がクッションの役割になれば、お母様とご主人が気持ちをぶつけあうようなことも避けられると思います。話しあいの中で、病気のあなたを支えたい、という根底の部分が共有されていることが確認できれば、そのために一番よい方法は何か、その中で3人のそれぞれがどう動けばよいのか、何かしら方向性のようなものが見えてくると思います。
もし、お母様とご主人の話を公平に聞いてもらえるような人が身近な人の中に思いつかない時には、おかかりの医療機関(病院など)の相談室にいる相談員がその役目を果たしてくれるかもしれません。それ以外にも、相談員は、あなたの悩みを受けとめたり、解決するための方法を一緒に考えてくれたりすると思います。もし現在かかっている病院に相談員がいない時には、地域のがん診療連携拠点病院にある相談支援センターに連絡してみましょう。


 
参考になるホームページ
国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先を探す
https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/kyotensearch
国が指定しているがん診療連携拠点病院などの施設について、病名や拠点病院の種類(がん診療連携拠点病院など、小児がん拠点病院など、希少がん情報公開専門病院などで探すことができます。また、拠点病院等に設置されているがん相談支援センターを探すことができます。リストでは、各医療機関での相談支援センターの名称、相談・問い合わせ先の電話番号などが掲載されており、相談支援センター名のリンクから、相談方法、対応状況、相談員の職種など詳細な情報も入手できます。

 
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