【ご家族も患者さんと同じように】
ご家族や周囲の方々も、担当医の説明内容を聞くと、患者さんと同じように衝撃を受けます。ご家族のこころも患者さんと同じように、つらいことに変わりはありません。そういう時は、こころが少しずつ落ち着いてくる時間を待つことが大切です。
【その後のこころの動き】
こころが落ち着いてくるまでの期間は人によって異なりますが、2~3週間くらいすると、少しずつ具体的なことを考えたり、気持ちが落ち着いてきます。これは、こころがすっかり落ち着きを取り戻したということではなく、まだ不安定ではありますが、その中でも少しずつ変化が出てくるということです。
この時期になると、周囲の人々の自分へのいたわりや、自分を必要としてくれる気持ちが少しずつ素直にこころの中にも入ってきます。
【第3者の力を借りる】
患者さんとご家族が、素直に自分の気持ちを話したり、支え合ったりして、共通の目標に向かえるようになることが理想です。
もし、お二人で改善していくことが難しければ、おかかりの病院の相談室かがん診療連携拠点病院の相談支援センターにいる相談員に相談してみるとよいでしょう。
また、病気に対する疑問をもっている当人に代わって別の人が質問したり、担当医から聞いたことをその場にいなかった人に説明したりするのは、なかなか難しいことです。患者さんとご家族が同席している場で、担当医に確認するとよいでしょう。
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