悩み

気遣いや心配しての言葉に対して、そのことには触れないでと叫びたい気持ちだった。



助言


【周囲の人は患者さんの敏感で傷つきやすいこころを理解する】


周囲の人は、患者さんがこういう悩みをもっているということを理解することが、サポートの第一歩となります。
がんと診断された後や、治療の開始前、治療後の回復途中にある患者さんは、とてもこころが敏感になり傷つきやすくなります。励ましの言葉が、患者さんには負担になることがあります。


 

【がんを意識してしまう】


患者さんから「病気のことが頭から離れない」「一瞬忘れていたと思ったが、それ以外は常に意識している」という話を聞きます。そのとき、周囲の人は「神経質になりすぎているのではないか」「そんなことばかり考えてないで、元気をだしなさい」と言ってしまいがちです。しかし、がんという病気は、神経質にもなりますし、症状などをすべてがんに結びつけて考えがちになってしまうのです。だから、これは特別なことではありません。
複雑で揺れ動く気持ちを言葉にするのは難しいですが、できるだけ表現してみることで、こころの落ち着きが取り戻せる場合もあります。


 
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