悩み

医薬品以外の薬をよく勧められるが、戸惑いを感じる。



助言


【周囲の人は患者さんのためと思っても患者さんにとっては負担になることがある】


親戚や知人からのいろいろな勧めや意見、干渉が苦痛だったり、家族内で、治療や今後の方針について意見の不一致が起こったりすることがあります。たとえ患者さんのことを心配して“何とかしよう”という一生懸命の気持ちからであっても、患者さんにとってこころの負担になってしまうことがあります。


 

【人に勧められたとき】


自分は気がすすまないが、親戚や知人が自分の体のことを考えて勧めてくれるから、断ったらいけないのではと考えているようであれば、その旨をはっきり伝え、断りましょう。


 

【健康食品を利用するかどうか】


健康食品による治療の効果は確認されていません。体験談に症状等が改善されたのはこの健康食品のおかげと書いてあっても、科学的に証明されていないことに注意が必要です。また、健康食品でも、副作用が出る可能性があります。
ただ、健康食品を飲むことが安心につながるようでしたら、健康食品の特徴を理解したうえで慎重に検討しましょう。
利用されるときは、健康食品とお薬の相互作用を避けるため、主治医の先生にご相談ください。また、高価だから効果があるとは限らないので、経済的に可能な範囲にとどめ、負担に感じるようであれば中止しましょう。


 
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