【ストレスとがんの発生】
最近の研究では、ストレスががんを発生させるという確かな結果は得られていません。
過去には、ストレスががんを発生させるという研究の報告がありましたが、その後、発表された研究では、認められないとする研究結果でした。
調査研究では、調査したいと考えているものや対象者によって、先に出された研究結果と異なる結果がでることもしばしばあります。
多様な研究結果と解釈が存在する理由のひとつに、ストレスという言葉の内容があいまいで、測るのが難しいことが挙げられると思います。
【現在とこれからを考える】
上に書いたような、正確な情報、事実を知ることで、気持ちの整理がつくこともあります。けれども内容によっては、すっきり解決できない場合もあると思います。そのようなときも、過去より、現在とこれからについて考えるほうがよいと思います。
なにか改める点に気がついたということは、“今できた”ことです。この気づきはあなたが持っている力ですし、これから先に活かすことができます。現在とこれからの生活を整えることは、治療を順調にすすめ、また、治療からの回復を促します。