【つらさを抱え込まないようにしましょう】
一般に、がんは様々な要因が複雑に絡み合いながら生じる病気だと考えられています。
はっきりとした心当たりがないのに、がんという重い病気にかかり、あなたが理不尽に感じることは自然なことです。怒りや悲しみにかられ、涙を流すことも、当たり前のことだと思います。
あなたの身の周りに、あなたの気持ちを受けとめてくれる人は見つけられるでしょうか。
とてもつらい時、自分の気持ちを受けとめてくれる人、家族や何でも話せる友人に、不安に思っていることや揺れ動く思いを聴いてもらうことは、あなたの気持ちを少し楽にするはずです。
一人でつらさを抱え込まずに、“この人なら”と感じた人に話してみましょう。泣いてしまってもかまいません。
たとえ言葉は交わさなくても、『そばにいる』ということ自体が、かけがえのないコミュニケーションになることがあります。
もし、自分の気持ちを打ち明けられそうな人が周りに見当たらないと感じるときは、おかかりの病院の相談室やがん診療連携拠点病院の相談支援センターの相談員が、あなたの力になってくれるはずです。

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