悩み

入院中、再発の患者さんと会ったことで転移のことが頭から離れず、退院後6か月位経ってから不安で不安でどうしようもない時があった。



助言


【気持ちの揺れ】


あなたの体や病気は、ほかの人の体や病気とは、多かれ少なかれ違いがあります。同じ治療を受けても、結果が同じになるとは限りません。
最近は、患者さんの体験記事も増え、積極的に活動されている方の記事を目にすることも多くなりました。
がんにかかった方の中にも、無事に治療を終えて、社会復帰を果たされる方はたくさんいらっしゃいます。そして、医学の進歩とともに、その数は年々増えています。

あなたは、診断から治療にいたるそれぞれの段階で、その時々の体やこころの状態、時間的な余裕、経済的な状況など、いろいろな条件の制約の範囲内で、あなたができる最善の選択をしてきたはずです。
ただ、もし、気持ちの揺が何週間も続くような時には、おかかりの病院の相談室かがん診療連携拠点病院の『相談支援センターにいる相談員に相談してみるのもよいでしょう。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先を探す
https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/kyotensearch
国が指定しているがん診療連携拠点病院などの施設について、病名や拠点病院の種類(がん診療連携拠点病院など、小児がん拠点病院など、希少がん情報公開専門病院などで探すことができます。また、拠点病院等に設置されているがん相談支援センターを探すことができます。リストでは、各医療機関での相談支援センターの名称、相談・問い合わせ先の電話番号などが掲載されており、相談支援センター名のリンクから、相談方法、対応状況、相談員の職種など詳細な情報も入手できます。

(2)公益財団法人 日本対がん協会:がん相談・サポート
https://www.jcancer.jp/consultion_and_support
日本対がん協会のホームページです。『がん患者・家族の支援』のページには、看護師やソーシャルワーカーが対応している『がん相談ホットライン』、事前予約が必要な医師による相談、社労士による働き方や働くことについての電話相談があります。詳細は、それぞれのページをご覧ください。

 

【こころが不安定な状態が続くときは心の専門家もサポートしてくれる】


不安定なこころの状態が続くときには、一度こころの専門家に相談してみるという方法があります。
こころが不安定で、他には何も考えられなくなった、何事にも集中できない、誰とも話したくない、あるいは毎日夜眠れない、食欲がない、そういった症状が続くようなときは、担当医やこころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)に相談してみてください。気持ちを落ち着けるお薬を飲んだ方がいい場合もあります。

こころの専門家というと、抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますが、これは、がんという病気にかかったことでのこころの悲鳴だと思います。がんという病気は、それほど大きな衝撃で、激しくこころを不安定にさせたりするものだということになります。こころの問題はがんにかかった多くの方が経験することです。
がんと向き合うとき、からだのほうは、担当医がサポートしてくれますが、こころの方は周囲の人とともに、サポートしてくれる専門家に少し頼ってみることで、どうしていけばよいか、自分なりの答えがみつけられることがあります。


 
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