悩み

今まで通りの生活ができるだろうかと不安だった。



助言


【新たな生活をつくりだす気持ち】


治療によって、からだの働きが低下することを心配されていると思います。
医師は病気の状況、患者さんの体力をきちんと調べ、治療効果とからだへの影響のバランスを考えて、治療法を提案します。例えば手術で臓器を切除する場合、がんを十分に取り除くことと、残った臓器の働きが日常生活に支障がないことを検討します。
患者さんは、治療の必要性、合併症や他の治療の可能性などを理解して、納得して治療を受けることが大切です。
治療後の生活について気がかりな点は、できるだけ具体的に担当医に質問してみるとよいと思います。なぜなら、これまでの生活の過ごし方は、患者さんによってかなり幅があるからです。

もしかすると治療により、これまでの生活の変更を余儀なくされることがあるかもしれません。制限は特になく、周囲には以前とほとんど変わらずできているように映るけれど、時間がかかったり、工夫が必要になったと言われる方もいます。
これまでの生活を見直して食事内容を調整する、休息をとるように心がける、といったことは、これからの過ごし方にプラスに働きます。どの患者さんも新たな生活をつくりだす気持ちは持っておくとよいと思います。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.