悩み

ホルモンを抑えると骨粗しょう症が進むのではないかと心配だった。



助言


【アロマターゼ阻害薬と骨粗鬆症】


乳がんのホルモン治療に使う薬のうち、アロマターゼ阻害薬は、エストロゲンの合成を阻害するため、副作用として、骨粗しょう症が引き起こされる可能性があります。
一方、抗エストロゲン薬には、骨量を増加させる働きがあります。
薬によって作用・副作用が異なるので、使っている薬の副作用、骨粗しょう症の検査・治療など気がかりな点は、担当医にご相談ください。


 

【骨粗しょう症の予防】


骨粗しょう症の予防としては「食事」「運動」が言われています。
食事では、カルシウムを摂るように心がけましょう。カルシウムは、乳製品、大豆製品、小魚、緑黄野菜などに多く含まれています。カルシウムの吸収を助けるたんぱく質(肉、魚、卵など)や、 ビタミンD(魚、きくらげなど)も摂るようにしましょう。特定の食品に偏らず、バランスの良い食事をすることが大切です。
運動は、病気の状況や体力に応じて、活動の程度、時間を調整して下さい。散歩、ウォーキングは、運動の習慣がない人にとっても行いやすいと思います。


 
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