悩み

足の裏のしびれのため、さっと歩けないのが悩み。



助言


【転倒の予防】


抗がん剤の副作用のひとつに、手足がしびれたり、感覚が鈍ったりする末梢神経障害があります。出現時期やしびれの程度は、かなり個人差があり、治療が終了してから、回復にも時間がかかるようです。
日常生活の注意点として、転倒の予防を心がけましょう。脱げやすいスリッパやサンダルは避け、靴をはきましょう。外出時だけでなく、家のなかでも転倒の危険があります。お風呂場の濡れた床、階段以外に、生活の大半の時間を過ごす居間も危険の高い場所です。電気コードや座布団に引っかかったり、新聞広告の上に足を置いてしまったりして、転倒することもあります。動作のはじめも、バランスを崩しやすいので、動作は余裕をもって行うようにしましょう。


 

【しびれをやわらげるために】


指先や足先がしびれているときに、これらを動かす(運動する)ことで、しびれがやわらぐことがあります。手指や足の指の運動などを生活の中に取り入れてみましょう。
また、温めるとしびれがやわらぐことがあります。入浴時など、お湯のなかで、手足の指先を動かしてみてもよいでしょう。


 
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