悩み

術後、尿意、便意が分からず時計をみて時間の間隔でトイレに行った。



助言


【多くの人が経験している排尿障害】


広汎子宮全摘の手術を受けた後、排尿障害が起こることがあります。
手術により骨盤内の神経が傷ついてしまうことで、尿意を感じにくい、いきんでも出ない、尿が残る、尿もれするなどの症状が見られます。
術後、排尿障害が見られたとき、回復までの期間は、1ヶ月以内、数ヶ月、1年以上とさまざまです。
手術後、残尿量を測定し、膀胱内に一定以上の量が残っていれば、膀胱訓練や、管を使って排尿する方法などの指導があります。
排尿は、半ば習慣化した行為であり、言い出しにくい内容でもあります。けれども、広汎子宮全摘術を受けられた多くの患者さんが排尿障害を経験しています。「いつになったら戻るのかしら」と、不安が高まるときもあると思いますが、排尿障害について、適切な説明と指導を受けることで、感染予防などの注意点や日常生活の工夫が分かるほか、気持ちも少し軽くなると思います。担当医に相談するとき、症状や回数・量だけでなく、日常生活上どういう不自由があるかを伝えるとよいと思います。


 

【時間を決めてトイレに行く】


広汎子宮全摘術後の患者さんにみられる排尿障害のなかで、「トイレに行きたい感覚がない」、「尿意を感じにくい」などの尿意の喪失に関することは、最も多く聞かれます。
膀胱に尿が貯まりすぎると、尿路感染や腎臓の機能低下を起こす可能性が高まるので、時間を決めてトイレに行くことは、尿意を感じにくいときの適切な対処方法と言えます。間隔は、4時間を目安にするとよいでしょう。排尿がないときは、いったんあきらめたり、リラックスできる環境を整えることも大切だと思います。


 
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