【薬の副作用:吐き気・おう吐】
痛み止めの薬には、いろいろな種類があります。それぞれの患者さんの痛みに応じて、適した薬を使います。
中くらいの痛みから、強い痛みには、『医療用麻薬(オピオイド)』が使われることがあります。医療用麻薬の副作用として、便秘や眠気、吐き気などがあげられます。
医療用麻薬は痛みをやわらげる効果(作用)がありますが、同時に、治療の目的以外の不都合な作用(副作用)もあるのです。
一般に、医療用麻薬を使い始めた最初の頃や、薬の量を増やしたときに、吐き気が起こることがありますが、2~3週間で自然におさまってきます。
吐き気がある場合は、吐き気止めを一緒に使うと、吐き気を抑えることができます。また、薬の種類を変更して、吐き気が生じないようにする場合もあります。
担当医に症状を伝え、相談してみてください。