悩み

食道発声、人工喉頭等の使用でコミュニケーションは可能だが、十分に意思を伝えることができず、ストレスが高じやすい。



助言


【ていねいに語り、しっかり聴く】


発声と聞き取りに時間がかかるので、喉頭を摘出した患者さんから「言いたいことが伝わらない」、「最後まで話を聞いてもらえない」などの悩みが寄せられます。コミュニケーションの受け手になる人は、このような思いを十分に尊重し、コミュニケーションをとる必要があると思います。
重要なのは、ていねいに語り、しっかり聴くことです。話題が何なのか、キーワードを先に伝えると、相手にとっては話の内容がみえやすく、言いたいことが伝わりやすくなります。落ち着いた場所で話すなどの環境づくりがよいこともあります。また、コミュニケーションは、言葉だけでなく、表情や身振りなどからも伝わります。お互いに慣れてくると、さまざまな感覚を総動員させて、わかり合えるようになると思います。


 
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