悩み

肺切除などの手術や病気の影響で、歩行時や身体を動かしたとき(労作時)に、息切れ、息苦しさ、めまいなどを感じる。坂道や階段、早足の歩行などは難しい。



助言


【体にあった運動を】


体を動かしたとき、筋肉を使うためのエネルギーをつくりだすために、酸素の消費量が増えます。同時に、二酸化炭素を体から外に出すために、脳から命令が発せられて、呼吸が活発になります。息切れなどの症状は、“呼吸を活発に”という命令に答えたいけれど、うまく運ばないときにみられます。
息切れ、息苦しさ、めまいなどを感じたときは、酸素の取り込みよりも、運動量のほうが多くなっていると考えられます。そこで、体の状況にあった運動量になるよう、ゆっくり坂道や階段を上がったり、休憩をはさんだりしてください。
息切れなどの症状があるために、運動を制限してしまうと、筋力、体力が低下する悪循環になってしまうので、自分の体にあった運動を続けることは大切です。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.