悩み

けがで休日診療を受けた際、若い医師に「あなたはかなりひどかったんですね」「あの先生は忙しくてなかなかみてもらえないでしょう」など、質問もしていないのに言われ、不信感をもった。



助言


【思いを意見として伝えることで、誤解を解いたり改善につなげたりする】


医師や看護師など病院のスタッフから言われたことに対し、傷ついたり、つらい経験をされたりしたら、その場でその思いをはっきり伝えることが1番よいと思います。
その場で話しにくいようであれば、看護師長等に話したり、病院に意見としておっしゃっていただいても良いと思います。他の病院スタッフの場合も同じです。
また、最近では、ご意見箱などを設置している病院も増えています。ただ、ご意見箱の場合、匿名も可能ですが、漠然とした対象になり、本人にうまく伝わらないときもあります。
医療者が無意識に言っている言葉や態度が、患者さんにとってはつらいこともあります。けれども残念ながら、当事者は患者さんがそういう思いをしたということを、言わなければ気づかないことがあります。もちろん、お互いの誤解という場合もあります。ただ、そのままにしていると、誤解かどうかも分からないままになってしまう場合もあるのです。
患者さんのお気持ちを、医療者や医療機関の職員に意見としてお伝えになることは、その職員や医療機関のためにもなることです。自分の発言や態度などに気づいたりすることが、医療者や医療機関をよりよくすることにつながりますので、できれば思いを伝えていただければと思います。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.