悩み

市のレントゲン検査では異常なしだったのに、数か月後にがんと診断された。健康診断は何だったのかと納得できない気持ちになった。



助言


【がん検診の利点と欠点】


残念ながら、がん検診を受けたら、100%大丈夫というわけではありません。がんが見つけにくい場所にあったり、大きさによっても見つけにくいこともあります。
だからといって、検診を受ける意味がないわけではありません。がん検診の目的は、がんを早期に発見して適切な治療を行っていくことでがんによる死亡率を減らすことです。検診とはどういうものか、検診の利点と欠点をきちんと理解することが大切です。

気持ちのうえではなかなか納得できないことかもしれませんが、同時にこれから先のことを考えていくことは何より大切です。治療のために自分ができること、しなければいけないことを具体的に一つひとつ考えて実行していきましょう。あなたの担当医、看護師などの医療スタッフ、ご家族、あなたの周囲の人々はあなたと一緒にこれからのことを考え、あなたをサポートしてくれると思います。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:予防・検診
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/index.html
『予防・検診』のページでは、がんの発生要因、がんを予防するための情報、がん検診の方法やQ&Aなどの情報があります。『がん検診』には、まず知っておきたいこと、詳細な説明、胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの検診についての説明があります。
(2)公益財団法人 日本対がん協会:がん予防・がん検診の推進
https://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup
検診に関するさまざまな情報があります。肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんのがん検診について、検診の意義や目的、検診の方法、検診の流れ、よくある質問などの情報が公開されています。また、がん検診とは、がん検診の種類、がん検診の目的と効果の情報もあります。

 
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