悩み

診察は予約制なので、急な症状がでた時に電話をするが、看護師の対応がよくない。忙しいのは理解できるが、指定された時間に再度電話しても、「電話では答えられないので次の診察日まで様子を見ましょう」と言われる。



助言


【どういうことが起こりうるか理解する】


最近では、入院期間が短くなり、また通院治療が増加していることから、病院ではなく自宅で生活しながら、治療を行ったり、治療後の経過観察を続けている患者さんが増えています。自宅では、入院中のように、何かあればすぐ医師や看護師に相談できる、みてもらえるということはできません。そこで、ちょっとした変化であっても、動揺したり不安になることが多いと思います。特に、退院した直後であったり、抗がん剤治療など外来での治療が開始になったばかりのときは、不安感は大きいと思います。
こういうとき、自分のからだに対しての情報をできるだけ入手し、理解しておくことが、不安や動揺をやわらげることにつながります。
たとえば、退院の際に退院指導があれば、その際にわからないことをきちんと確認しておきましょう。また、治療後に起こりうる症状、副作用なども確認し、同時にそのようなことが起きたときは、どうしたらよいかも聞いておくとよいでしょう。
外来で放射線治療や抗がん剤治療を行っているときも同様です。起こりうることとして、まずどういう副作用がいつ頃できてくるのか、それはどういう症状であらわれるのか、副作用をできるだけ予防するために、自分ができることはないか、副作用がでたときにどう対応したらよいのか等です。
こういうふうにしておくと、急に症状がでても、“これは○○のためだな、こういうときは、○○すると楽になるといわれたな。試してみよう”というように、落ち着いて考えることができます。


 

【在宅療養中に何かあったときの対応を確認しておく】


症状がでたといっても、あわてないことが大切です。次回の受診日まで様子をみてかまわないものもあるはずです。ただ、そういった症状が出る可能性があると事前に自分のなかで理解しているときと、全く知らなかったときでは、ずいぶん気持ちも変わると思います。在宅療養中何かあったときは、どう対応したらよいのか事前に担当医や看護師に確認しておきましょう。
実際には、この悩みでも書かれていらっしゃるように、電話では直接観察したり、診察したりはできませんから、限界があります。それが、「電話では答えられない」という応答になったのでしょう。ただ、その前に電話を受けた看護師は、いくつかあなたに質問をしたと思います。あなたの状況を整理し、そのうえで、「様子をみましょう」という言葉になったのではないでしょうか。


 

【自分の気持ちの状況と相手の反応】


動揺したり不安が強いときには、相手が自分の期待通りの行動をとってくれなかったり、言葉を言ってくれないことに敏感に反応してしまいやすいものです。また、看護師側にも、あなたが不快を感じる雰囲気が言葉などに含まれていたのかもしれません。あるいは、あなたが納得のいくような説明に欠け、なぜ様子をみてよいのか言葉が足りなかったのかもしれません。
何度もお話ししますが、まずはあなたがご自身のからだに起こりうることを前もって知っておくこと(予習しておくこと)で、急に症状がでてきても落ち着いて対応することができます。


 
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