悩み

医師より入院中、余命あと何年と聞かされ、どんなに頑張ってもその言葉が頭から離れず落ち込んでしまう。



助言


【話をしてみて下さい】


余命として聞かれた数字は、大まかな予想であって、誰も余命を確実に言い当てることはできません。
気持ちが晴れない状況が続くようであれば、こころを許して話を聴いてくれる家族や友人、または、おかかりの病院の相談室やがん診療連携拠点病院の相談支援センターの相談員と話をしてみて下さい。つらさを人に話すことで、少し気持ちが軽くなります。


 
参考になるホームページ
国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先を探す
https://hospdb.ganjoho.jp/
成人や小児の相談先・病院一覧(がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院)が掲載されています。

 

【今、やりたいこと、できること】


人の寿命は、正確に分かりませんから、今、“やりたいこと”“できること”を行っていくことが大切だと思います。
その人の人生や生き方は、毎日の過ごし方が積み重なってあらわれてきたものです。過去の時間は取り戻せませんし、これから先の時間を借りてくることもできません。今、このときをどう過ごすかが重要になると思います。
あなたが“やりたい”と考えていることは、今からでも始められると思います。もし、まだ無理で、時期を待つ必要があるなら、“できること”から手をつけてよいと思います。
“やりたいこと”“できること”に加えて、“やるべきこと”を考え、実行するとよいと話される方もいます。その内容は、あなた自身のためだけでなく、家族や周囲の人のためになることかもしれません。
これら3つは、全てが明確である必要はなく、優先順位についても入れ替わることがあるでしょう。少し考えてみると、今日からでも実行しようと思うことや、実はもうすでに実行しているものがあるように思います。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.