悩み

30年前に人工肛門になったが、今回入院するまで20数年にわたって同じ器具を使っていた。相談する人もいなかったのでわからなかった。



助言


【人工肛門のことで困ったら】


人工肛門は、排泄という人間にとって大切な事柄にかかわっています。人工肛門になり排泄方法が変わるというのは、日常生活全体だけにとどまらず、こころや社会生活にもかかわる大きな変化といえるでしょう。相談する人もいないなかでの日常生活での管理やケア、問題が起こったときの対処は、とても大変だったと思います。

現在では、人工肛門になった後の日常生活での管理やケアに関して、以前より情報が増え、また装具やケア用品の種類や機能性も向上しています。

退院前に説明や指導を受けていても、自宅に戻ってから何か問題が生じると、どのように対応したらよいのか、誰にいつ相談したらよいのか、困ってしまうことがあると思います。
自宅に戻ってから、便がもれたり、皮膚のトラブルが生じたり、いろいろ問題が生じた場合は、まず担当医か外来の看護師に相談してみましょう。
病院によっては、人工肛門をつくった患者さんの専門外来として、ストーマ外来を設置しているところや、皮膚・排せつケア認定看護師の資格を持った看護師がいる病院もあるので、そういった資格を持つ看護師に相談してもよいでしょう。あるいは、オストメイトと呼ばれる先輩患者に相談してみてもよいかもしれません。
これらの情報に関しては、以下のホームページが参考になるでしょう。


 
参考になるホームページ
(1)公益社団法人 日本オストミー協会
https://www.joa-net.org/
日本オストミー協会のホームページです。日本オストミー協会は、オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)が安心して暮らせる社会をめざしてさまざまな活動をしている団体です。『ストーマとの生活』には、ストーマについて、種類別の特徴、ストーマ装具について、日常生活のポイント、主な福祉制度、オストメイトの災害対策、ストーマケアの参考書などの情報があります。また、『全国のストーマ外来』、『オストメイト対応トイレ』などの情報提供の他、全国にある『支部一覧』で住んでいる地域の支部の連絡先を確認できます。『20/40フォーカスグループ』という若い世代のオストメイト同士の交流を図るグループの紹介もあります。
(2)オストメイトJP
https://www.ostomate.jp/
オストメイトJPでは、全国のオストメイト対応トイレを検索することができます。オストメイト対応トイレとは、オストメイトがトイレで、排泄物の処理、ストーマ装具の交換・装着、ストーマ周辺皮膚の清拭・洗浄、衣服・使用済み装具の洗濯・廃棄などができる設備があるトイレです。住所や施設名、駅・鉄道路線、高速道路・道の駅などで検索できます。また、スマートフォン用のアプリ(iPhone版、アンドロイド版)もあります。
(3)日本創傷・オストミー・失禁管理学会
https://jwocm.org/
日本創傷・オストミー・失禁管理学会のホームページです。『一般の方へ』のページでは、創傷(きず)・ストーマ・失禁ケアのヒントになる情報などがあり、ストーマ外来の検索もできます。

 
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