悩み

余命あとわずかとなった時、延命治療を受けるべきかどうか。



助言


【緩和ケアをご存知ですか】


延命治療という言葉で『つらいばかりで意味がない治療』といった治療をイメージされているのかもしれません。また、あなたが延命治療について考えるのには、“いつか死が近づいた時には、耐えられないほどつらいと感じるのではないか”という予想があるのかもしれません。
確かに、がんという病気については、『痛い』『苦しい』というイメージが根強く残っています。しかし今日では、がんの患者さんが感じているつらさを総合的にやわらげる緩和ケアの研究が進み、がん医療の現場に広く普及しています。適切な緩和ケアを受けることで、がんの進行に伴うつらさの多くは軽減できるようになりつつあります。
もし、将来感じることになるかもしれないつらさへの予感があなたを悩ませているのでしたら、緩和ケアについて情報を集めることで、こころが少し、安らぐかもしれません。


 
参考になるホームページ
(1)日本ホスピス緩和ケア協会
https://www.hpcj.org/index.html
サイドメニューに、『ホスピス緩和ケアをご利用の方に向けた情報』があり、『ホスピス緩和ケアQ&A』(ホスピス緩和ケアに関することをQ&Aで情報提供しています)、『ホスピスってなあに?』(冊子PDF版)などホスピス緩和ケアに関する情報や、ホスピス緩和ケアの解説やホスピス緩和ケアを受けられる医療機関一覧(ホスピス緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅ホスピス緩和ケア)の情報があります。
(2)国立がん研究センター『がん情報サービス』:相談先・病院を探す
https://hospdb.ganjoho.jp/
https://ganjoho.jp/public/index.html
がん情報サービスの[相談先・病院を探す]では、全国のがん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、希少がん情報公開専門病院等の一覧が掲載されていて、さまざまな条件で検索できます。
(3)緩和ケア.net
https://www.kanwacare.net/
緩和ケアに関する総論的な情報、痛みや痛み以外の症状、緩和ケアの医療費に関する情報、こころの変化やつらさへの対処法などの情報が掲載されています。

 
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