悩み

腫瘍マーカーの検査値に一喜一憂することに少々疲れている。



助言


【一喜一憂しないようにしましょう】


腫瘍マーカーは、主にがん細胞でつくられて血液や体液のなかに流れ出る物質で、血液検査で分かり、がんがあるかどうかを確認することに役立つ検査の値です。
がんの種類によって腫瘍マーカーは異なり、それぞれ目安となる値が決められていますが、値が正常範囲だからがんはないとか、値が高くなったからがんが再発したと思うのは誤解です。腫瘍マーカーの値は、がんの存在を正確にあらわしているのではなく、あくまで補助的とされています。
医師は、値が高い、低いということよりも、値がどのように変動しているかを把握し、患者さんのからだの状態を考えながら、他の検査結果と総合して、治療後の経過を確認したり、治療の効果を判断したりします。
腫瘍マーカーの値に一喜一憂せず、検査結果や体の状態に関することは担当医に確認し、心配事を減らしましょう。


 
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