悩み

検査の結果待ちの時にがんだったらどうしようとついつい家庭医学の本を見ながら、悪いことばかり考えて悩んだ。



助言


【先のことはそのときに考える】


考え始めると、どんどん悪い方へと考え込んでしまいがちです。
先のことはそのときに考える、“もし、がんだったら、先生と相談して自分にとって一番よい治療を受けるんだ”と考え、今は、今行うことを考えていくようにしてみましょう。


 

【複数の検査結果を総合的に判断します】


病気を診断するために、いろいろな検査を行います。一般的には、体に負担が少ない検査から行い、疑わしければ、より詳しい検査を追加します。
同じ病気の診断を受けた人でも、検査の種類、順番が異なる場合があります。検査段階では複数の病気の候補が考えられ、その中でも疑いが強い部分の検査を行い、病気を絞っていくからです。

新しい機器や検査法が開発され、診断に役立っています。しかし、これらも万能ではなく、体の部位によっては、適さない検査がありますし、検査結果の精密さ・正確さの程度にばらつきがみられる場合もあります。また、経過をみなければわからない場合もあります。

1つの検査結果だけでは判断が難しく、医師は複数の検査結果を総合的にみて、診断します。複数の検査からいろいろな情報が集まれば、より確信をもって、患者さんに説明できます。検査途中の段階では、どういう可能性があるのか、言い換えると医師の頭の中ではいく通りの状況が考えられているのか、そして、明らかにするためにどのような検査が必要なのかについて、説明を受けると良いと思います。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:予防・検診
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/index.html
『予防・検診』のページでは、がんの発生要因、がんを予防するための情報、がん検診の方法やQ&Aなどの情報があります。『がん検診』には、まず知っておきたいこと、詳細な説明、胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの検診についての説明があります。
(2)公益財団法人 日本対がん協会:がん予防・がん検診の推進
https://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup
検診に関するさまざまな情報があります。肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がんのがん検診について、検診の意義や目的、検診の方法、検診の流れ、よくある質問などの情報が公開されています。また、がん検診とは、がん検診の種類、がん検診の目的と効果の情報もあります。

 
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