悩み

患者会に入会し、必ず治してみせると誓って生活しているが、医者や病院の治療方針と異なる点が多くあるため、一方が絶対に正しいと言い切れるまでに至っておらず、その点が悩みである。



助言


【体験者同士の情報交換の良い点、注意する点】


◎良い点
○同じような体験をしているからこそわかる細やかな情報(例えば、生活上の具体的な工夫など)が得られる
○同じような体験をした人と接することで、自分の気持ちが整理できる
○今後の経過の参考になったり、イメージができたりして心強い
○患者として体験した悩みを共有することで、思いを分かち合うことができる
○自分の体験がまた他の人の支援になるという自信がもてる

◎注意する点
○個人の体験に偏りがち
○同じ病気の人でも、人によって病状も治療の効果も異なる
○古い医学情報や、間違ったあるいは誤解を含んだ情報がある
○ある特定の治療法や健康食品などを勧められることがある


 

【治療の相談は、まずは担当医に】


治療の選択に際して、まず頼りにするべき情報源はあなたの担当医です。
がんは、たとえ同じ場所にできたものであっても、性質や状態は人それぞれです。また、人の顔つきがそれぞれ違うように、体の中の状態も人によって異なります。
医師はがんに関する知識をたくさん持っていますが、なかでもあなたの担当医は、『あなた自身の病気』の特徴を一番正確に知っています。
治療に関して患者さんの質問に答えることは、医師の大切な仕事のひとつです。遠慮しないで、不明な点や疑問点については、きちんと確認するようにしましょう。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.