悩み

現在使っている抗がん剤の効果がなくなると、次の治療方法があるのかが不安だ。



助言


【まず今できることをしてみましょう】


現在の状況としては、治療を続けていらっしゃるところだと思います。今後については、今の段階では結論や明確な答えはでません。そのうえ、考え出すとどうしても悪い方へ悪い方へと考えがちになります。

できるだけ副作用を予防したりやわらげる方策、からだのために、治療を円滑にすすめるために、今自分ができることを考えて1つでも続けてみましょう。
今自分にできることを一つひとつ実行していくことは、不安をやわらげる効果があります。

最初は効果があった抗がん剤でも、使い続けていくうちに、抗がん剤が効きにくくなり、がんの進行を抑えられなくなることがあります。そういう場合、他の治療方法について検討していきます。担当医は、病気の性質や進み具合、臓器の状態、からだ全体の状況などを総合的に考慮した上で、治療を行ったときに期待できる効果、危険性や副作用、生活への影響などをあわせて検討し、そのときの患者さんに適していると考えられる方針を提案します。
担当医としっかり相談し、そのうえで今後の治療について、もっと他の治療はないか、この治療法でよいのかなど悩んだり迷うときには、他の医師の意見を聞いてみるセカンドオピニオンという方法もあります。セカンドオピニオンは、直訳すれば『第二の意見』という意味で、診断や治療方法について、担当医以外の医師の意見を聞き、参考にすることを言います。


 
Copyright © 2007-2024 Shizuoka Cancer Center. All rights reserved.