【血管が出にくいことをあらかじめ伝える】
注射や点滴、採血を行うときに選ばれるのは、肘や、前腕の内側、手首、手の甲などの血管です。針を刺す血管を選ぶときには、見たり、触れたりしながら、血管の太さ、向き、硬さ、深さなどを考慮して決めます。点滴の場合は、点滴中に手を動かしたときに、針がずれないよう、固定しやすい部位に行います。
針を刺すときの痛みは、肘の部分が比較的感じにくく、手の甲にいくにしたがって強いようです。
血管がでにくいときは、温かいタオルで温めたりすると、分かりやすくなります。注射針を刺す前に、あらかじめ血管が出にくいことを看護師に伝えておくとよいでしょう。
針をさしたところの痛みが数日続く場合は、医師、看護師に確認してください。