悩み

再発し、抗がん剤の治療を続けて4年、つらい治療を続けていく必要があるのか。いつこの治療から手を引こうかと思っている。



助言


【からだのつらさを最小限に】


治療には痛みを伴ったり、発熱や吐き気、食欲不振が出たりとさまざまな副作用があります。
からだとこころは、影響し合いますので、からだのつらい状態が続くと、こころのほうも不安定になってしまうことがあります。
治療の副作用に対しては、できるだけ患者さんの苦痛が少ないように対応していきます。つらいことがあれば、きちんと伝えることも大切です。
治療は、患者さんと医療者の協働作業です。伝えることで、より適切な対応を行うことができるものです。
ご自身でも、治療前、治療中、治療後の体調の変化や副作用の変化を把握することで、つらさを予防したり、やわらげる対策を立てたり、事前の準備や心構えができます。同じ治療を何コースか繰り返す時は特に注意深く、1コースから次のコースまでの体調の変化、副作用の出方、自分自身で試みた副作用への対応(食べやすい食事、吐き気がある時、1番楽な姿勢)等をメモすると、次回治療の際、体調に合わせた対応がしやすくなります。
自分に合った体のつらさ、そしてこころのつらさを軽くする方法をみつけていきましょう。


 

【担当医に伝え、相談する】


自分にとって、現在の治療はどういう意味があるのかをもう一度考え、整理してみましょう。
また副作用のつらさや、治療に関する思いがあれば担当医や看護師に伝えてください。

現在の自分の病状と、これまでの治療の効果、今後の治療のスケジュール(いつまで続ける必要があるのか)等を担当医に確認してみましょう。担当医に今後の治療の見通しを確認することで、具体的な目標設定ができ、気持ちの切り替えができるかもしれません。


 
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