悩み

診断されてから入院まで短期で、どんな治療、手術が行われるかわかっていなかったのでとても不安で恐かった。



助言


【わからない点、不安な点を担当医に確認する】


治療前は、これからの治療への期待とともに、治療の効果や副作用などへの不安があると思います。こういった不安や悩みがある場合、その根底には治療への理解が不十分であったり、未知の事柄への漠然とした不安があったりします。
治療を行う前には、患者さんが治療に耐えられるか、治療に影響する病気はないかなど、多方面から検討します。そして、治療による合併症をできるだけ予防し、もし起こった場合にも早めに適切な対応を行っていきます。
手術はどういうものなのか、予想される治療効果、合併症や後遺症などの可能性、術後の経過などの説明をきちんと受け、理解することで全体のイメージをつかみ、不安を軽くすることができると思います。最近は、昔に比べて、手術後の合併症の発生もわずかで、手術は大変安全になりました。ご自身の治療について、わからない点は、納得いくまで担当医に確認して下さい。


 

【質問の具体例】


例えば手術のとき、担当医に次のようなことを確認してみましょう。

○ がんがあるのはどの場所で、どのぐらいの大きさか
○ 転移しているか
○ 手術では、どのぐらい切除するのか
○ 期待される治療の効果は
○ 他の治療法はあるか
○ 手術による合併症、機能障害が起こる可能性は
○ 手術後の痛みとその対処法は
○ リハビリ開始時期、退院の目安は
○ 今後の日常生活にどういう影響が考えられるか


 
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