悩み

外科的治療にするか、内科的治療にするか選択に悩んだ。



助言


【治療の利点と欠点】


治療の選択を検討するときには、その治療の利点(その人自身にとって、あるいは病気をコントロールする点で良いこと)だけではなく、欠点(副作用、危険性、合併症の可能性、生活への影響のことなども含めて、その人自身にとって良くないこと)も含めて考える必要があります。
この利点、欠点というのは、“自分自身にとって”ということなので、たとえば『生活の質』という側面を考えたときは、その人自身がどういう生活を望んでいるかによって、総合的な利点・欠点が変わることもあります。
また、治療は、どんながんの、どんな時期でも効果があるわけではありません。書籍、テレビ、インターネットなどで“治療効果が高い”“体の負担が軽い”と紹介された治療であっても、あなたの体や病気の状態によっては適していない場合もあるのです。
大事なのは、いろいろな側面から考え、検討して、実際に治療を受ける自分自身で決めることだと思います。


 

【セカンドオピニオンを受けてみる】


セカンドオピニオンというのは、直訳すると『第2の意見』で、『診断や治療方針について、現在の自分の担当医以外の医師の意見を聞き、参考にすること』をいいます。
これは、
◎ 担当医に診察や治療方針の説明を受けたが、どうしたらいいか悩んでいる
◎ いくつかの治療法を提示されたが、迷っている
◎ 他の治療法がないか知りたい
などの場合に、ご自身が納得して治療を選択し受けるために、他の医師の意見も聞いてみるという方法です。


 

【セカンドオピニオンを受ける効果は】


セカンドオピニオンを受ける効果は、次のようなことが考えられます。

○ 現在の担当医の診断や方針について、他の医師に再確認することで、納得して治療を受けることができます。
○ 現在の担当医の提示する治療法以外の治療法の情報を得ることもあります。


 

【セカンドオピニオンを受ける際に注意すること】


セカンドオピニオンを受ける際には、担当医に「セカンドオピニオンを受けたい」とはっきりと申し出ることと、セカンドオピニオンは病院を移るのではなく、他の医師の意見を聞くことであることをよく理解しておきましょう。
もし、セカンドオピニオンを受けた病院での治療方法を選択しようと決心したら、その旨を現在の担当医に伝え、改めてその病院を受診するようになります。最初から病院を移るつもりの場合は、セカンドオピニオンではなく、転院として担当医に申し出ることになります。
“言い出しにくいから内緒で”と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、何も情報がないまま他の病院に移ると、また一から検査をしなければいけません。時間もお金もかかりますし、もし過去にがんの治療をされたことがある場合、その情報がないというのは、患者さんの病気をよく理解するための大事な手がかりを失うことになります。


 
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