悩み

信頼できる医師に出会えるかどうか、入院先の看護体制に少々不安を感じていた。



助言


【信頼できる医師とは】


信頼できる医師というのは、その人(患者さん)自身の価値基準が入ってきます。“自分は、医師に何を求めるのか”と考えてみると、責任感がある、人柄がよい、専門的知識・技術を身につけている、説明を十分に行ってくれる、話しやすいなどいろいろあると思います。
このなかで、専門的知識や技術を身につけているという基準は、1つには学会などで認定している専門医資格を参考にしたり、検討している医療機関のホームページを確認してみましょう。
医師には自分の身体を預けるわけですから、特に、医師との関わりが気になると思います。ただし、責任感があるとか話しやすいというのは、客観的な指標はなく、判断基準としては難しいかもしれません。
また、医師も人間ですから、信頼関係が築きやすい場合もあれば、難しい場合もあります。そういうときは、どちらか片方の働きかけが有効に働くことがあります。また、周囲の人が助けになってうまくいく場合も多くみられます。医師との信頼関係は、お互いが築きあげていくものだと思います。


 

【基準看護について】


現在は、入院基本料のなかに看護料が含まれています。ですから付き添いは必要ありません。
1950年に「完全看護制度」が導入され、その後、診療報酬の改定により「基準看護」という言葉になりました。「基準」とは、患者数に対する看護師の配置人数を示すもので、その基準に応じて入院基本料が定められています。
入院生活に関して心配や不安なことがありましたら、看護師にお伝えください。
なお、ご家族の希望や患者さんの状態により、医師が必要と認めた場合には、付き添いが認められることがあります。


 
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