悩み

入院待ちがとても長く感じられ、不安だった。



助言


【治療入院前の過ごし方を考えましょう】


【入院を待っている間も治療に向けた計画は進んでいる】
入院までの待機期間は、入院予約数や疾患、治療法などによっても異なってきます。
特に、がん専門病院や大学病院などの大きな病院は、同じような治療目的の患者さんが多く、入院待ちが長くなりがちです。治療前の待機期間は、どの方も不安を抱えながら日々を過ごされています。

入院までの期間には、治療の前段階として治療のために必要な全身状態の検査などを進めていきます。
ですから、入院を待っている間は何もしていないというわけではなく、治療に向けた計画がその間も進んでいるのです。
以前は、こうした検査もすべて入院してから行われていましたが、現在は入院期間が短縮され、治療直前に入院することが多くなりました。

【治療入院の前の目標設定】
入院前のこの期間、あなた自身にもできることがあります。

◎ 治療に向けて体調を整える
◎ 入院している間の仕事や家事の調整をする
◎ 病気や治療について理解する          など

目標に大きい、小さいはありません。自分なりの具体的な目標を決めて、達成するために行動してみましょう。

たとえば、体調管理の具体的な目標としては、睡眠を十分にとる、栄養のバランスを考えて食事を摂る、体力維持のために毎日ウォーキングをするといったことが挙げられます。

近年、治療後早期から活動を再開する重要性については、かなり知られるようになりました。一方、診断時や治療前の活動については、制限がないにもかかわらず、心理的に、控える患者さんが多いという研究報告もあります。
入院中はどうしても活動量が低下しがちです。活動量が少ない状態が入院前から長く続くと、筋力の低下などの悪影響が生じやすくなると考えられるので、これまでの運動習慣を維持するように心がけましょう。運動の習慣がない方も、気分転換を兼ねて、からだを動かすとよいと思います。

【病気や治療について理解することも不安を軽くする】
治療を受ける前は、どのようなものかイメージがわかないため、いろいろと悪い方へ考えてしまいがちです。
ここで、自分の頭の中を整理してみてください。あなたは、担当医から病気や治療についてどのような説明を受けましたか。説明の際に書いてもらったメモや資料があれば、それを見ながら確かめるのもよいでしょう。一緒に説明を聞いたご家族が近くにいれば、説明内容をお互いに確かめ合ってみるのもよいでしょう。そして、よくわからないことがあれば、確認してみましょう。
たとえば、どういう手術を行うのか、合併症などの可能性はあるのか、術後はどのような経過になるのかなど、一つ一つ整理してみましょう。

(最終更新日 2024年5月27日)


 
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