初めての受診 -検査を受ける・検査結果を聞く -

Q.診断までの検査期間が長く、検査結果を聞くまでは不安と恐怖でいっぱいだった。

検査結果をどう聞くか
検査結果を聞くときには、できるだけご家族や親しい方に同席してもらって、一緒に話を聞くようにしましょう。一緒に話を聞いてくれる人がいるのは心強いですし、後で説明の内容を確認しあうことで、理解が深まります。
検査結果を聞くまでの間、よい場合、悪い場合、いろいろなことを考えてしまうのは、あなただけではありません。多くの方が同じ気持ちで過ごしています。
たとえ検査結果が厳しい内容になった場合にも、担当医はどうすることがあなたにとって最善か、一緒に考えてくれるはずです。また、必要に応じて、こころのケアの専門家によるサポートを受けることもできます。
 

Q.検査が苦痛だ。

検査を行う理由を確かめる
検査には、つらい姿勢を保ったり、放射線を使ったりするという体への負担のほか、時間的な負担、経済的な負担がつきものです。このような患者さんの負担を考慮して、担当医は病気の状態や性質を十分に検討した上で、“これだけは、どうしても必要”と考える種類・回数に絞って検査を指示します。
言い換えれば、あなたが受けるように指示される検査は、それに先だって行われた検査の結果や、これまでの病状の経過から、今後の治療方針を決めるために、ぜひ受けておいた方が良い、と担当医が考えた検査なのです。
もし検査に負担を感じるようであれば、担当医にその検査を行う理由を尋ねてみてください。理由がはっきり理解できれば、検査に対するあなたの気持ちも変化するかもしれません。
(更新日:2019年2月25日)
 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:それぞれのがんの解説
https://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
がんの部位別に、基礎知識、検査、治療、療養に関する情報があります。
(2)Minds(マインズ)ガイドラインライブラリ:診療ガイドライン
https://minds.jcqhc.or.jp/
公益財団法人 日本医療機能評価機構が運営する医療情報サービスで、さまざまな診療ガイドラインが掲載されています(がんだけではなく、さまざまな疾患のガイドラインが掲載されています)。医療提供者向けの診療ガイドラインと、一般の方向けのガイドラインの解説があります。

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